2016年01月28日

暗い夜道で体験した怖い話 蛍

管理人が、ついこの間知り合いから聞いた話。


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俺は人生で一度だけ、幽霊を見たことがある。


果たしてあれが幽霊だったのかどうかの自信はない。


だが、とても怖い思いをしたことは確かだ。


あれは、俺が小学校5年生のころ。


夏休みに、近所の神社で蛍をくれるというイベントが開催された。


東京に住んでいるほとんどの小学生は、蛍を見たことがない。


俺もその日初めて、蛍を見て興奮したものだ。


小さな虫かごに入った蛍を、神社で貰うと、仲の良かった友達数人とぺちゃくちゃ話しながら帰路につく。


最初は5〜6人いた友達も、歩く距離が増えるにつれて、1人帰り2人帰り、だんだんと減っていった。


自宅のそばまで来たときは、俺と一人の友達だけになっていた。


よく覚えていないが、確か時刻は8時過ぎ頃だったと思う。


住んでいるのは東京なのだが、郊外だったため、家の近くは薄暗い道が多い。


一緒にいた友達が俺にこうお願いしてきた。


「ねえ、○ちゃん。うちの前まで送ってくれない?この辺、薄暗くて怖いんだよ。俺一人で帰れねえよ。」


その友達の家の周辺は特に暗く、本当に「出そう」な雰囲気が漂っていた。


正直言って、俺だってめちゃくちゃ怖い。


断ろうと思った瞬間、友達にこう付け足された。


「○ちゃんは、俺と違って強いから、こんな暗さへっちゃらでしょ?」


そう、俺は当時仲間内で喧嘩が強いキャラだった。


自分のイメージを守りたかったのか、俺は「ああ、いいよ。こんな暗さ、全然怖くないから。」と強がってしまったのだ。


そうして、俺は友達を家の前まで送っていった。


怖いのは、ここから自宅までの帰り道だ。


たぶん距離にして500メートルもないと思う。


だが、当時は本当に恐ろしさを感じるくらい薄暗い道だったのだ。(今は、街灯も増え明るくなっている)


俺は小走りに帰路を急いだ。


どうしても怖かったため、手に持っていた蛍に心の中で助けを求めた。


「暗い道をお前の明かりで照らしてよ。」


そして、ふと虫かごを見た。


暗いから虫かごの中も見にくい。


蛍は今、光ってないようだ。


かごに顔を近づけて中の蛍を探してみると・・・・そこには、人間の目玉が入っていたのだ。


目玉が二つ、ゴロっと転がっていた。


全身に鳥肌を感じた。


俺は、瞬間的に虫かごを放り出して、走った。


多分、泣いていたと思う。


走って走って、気が付いたときには家に辿り着いていた。


足がガクガク震えていた。


親にも、「なにかあったのか?」と驚かれた。


交通事故や不審者の類いを心配したらしい。


大人になってから思うと、もしかすると恐怖心が生み出した幻だったのかもしれない。


だが、当時ははっきり見えたのだ。


虫かごの中の二つの転がる目玉を。。。。


これは、俺が唯一体験した心霊系の怖い体験だ。


タグ:夜道 怖い話
posted by ぬーベー at 21:55 | 実話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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