2014年03月30日

小学校に来てくれた劇団員と男の子の幽霊

小学生の頃、学校に劇を見せにとある団体が来てくれた。



よく分からないけれど、おそらく劇団の人たちだと思う。



確か、劇の内容は宇宙に行きたいと願う男性がどうとかという話だったと思う。



問題は、その劇の内容ではなくて、舞台の隅っこにずっと座っていた着物姿の男の子(5歳くらいだった)のことだった。



その劇の内容からして、着物姿の男の子が舞台上にいるのは明らかにおかしい。



そして、先生たちも含めて生徒の多くが、その男の子の存在に気が付いていなさそうだったこと。



隣にいた友人に、



「あい、あの男の子なんなんだ?」



と聞いても、



「え?わかんねえよ。」



と言われるだけで、大して取り合ってもらえない。



「おい、ほら、明らかにおかしいじゃんよ。」



としつこく聞くと、



「お前うるせえよ、集中して見ろよ。」



と、大人の真似した口調で説教される始末。



最後まで、その少年のことが何なのかが分からなかった。



そして、その少年は劇が終盤の頃にニコッと笑ったのだ。



そのとき見えた男の子の歯は、真っ黒だった。



まるでお歯黒をしているかのように、真っ黒だった。



当時、視力2.0の俺が確認したのだから間違いない。



俺は、劇に集中などできずに、怖くて怖くて仕方なかったのを覚えている。



その日の休み時間に、俺は多くのクラスメイトに「さっきの少年」について聞いて回った。



たぶん、20〜30人に聞いて回ったのだが、1人だけ同じ男の子と思われる存在を見ていた女子がいたのだ。



その女子は、男の子のお歯黒には気が付かなかったそうだが、見た瞬間に霊的なものだと感じたらしい。



後日談はないが、小学生の頃に体験した不思議な恐怖体験だ。



終わり


posted by ぬーベー at 01:49 | 奇妙な経験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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