2014年02月07日

怖い思い出 不法侵入した悪魔一家

これは、俺が17歳の時に本当に体験した話だ。



自分の人生の中でダントツに強烈に怖い体験で、読んでいるあなたもできれば自分のこととして考えてもらえれば、俺の恐怖が少しは分かってもらえると思う。



当時、真面目ではなかった俺は、ある日の午後、授業をサボって高校を抜け出してきてしまった。



家に帰ってもやることなかったのだけど、着替えてゲーセンでも行こうかなと。



自宅に帰りつき玄関を開けると、家の中から人の気配がする。



うちは、両親共働きだし、妹は小学生でまだ学校のはず。



誰だ?



怪訝に思いながらも、リビングに行ってみると、中年の男女と4〜5歳の女の子がうちのソファーでくつろいでいる。



一瞬、



「あれ?この人たち両親の知り合いか?」



と思い、思考停止のまま、リビングを後にする。



そして、廊下にある電話で母親の勤めている弁当屋に電話をしてみた。



プルルルーーー



ガチャ



「・・・・もしもし、○○ですがうちの母ちゃんいます?」



「あ、はいちょっと待ってね。」



と母に取り次いでもらい、今リビングで見た事を説明した。



すると、母親は慌てた様子で、



「その人たち、泥棒じゃない?!だって、あたしの知り合いじゃないし、お父さんは家に知り合い呼ばないもの。ましてや、あたしに何も言わずにだなんて考えられないわ・・・」



俺は、母の言葉を聞いて、一瞬で全身に鳥肌とアドレナリンがグワーーーっと駆け巡ってきた。



大人になった今思い返すと、すぐに警察に電話するべきだったのかもしれない。



でも、当時の俺には警察と言う発想も、助けを呼ぶという発想もなかった。



無言で、母親との電話を切ると、こぶしを握り締めリビングへ大股に向かう。



そして、扉を開け、大声で怒鳴った。



「てめえら、誰だよっ?人ん家で、何やってんだよっ?!」



「・・・・・・・・・」



中年夫婦と小さな女の子は、冷めたい表情でこちらを見つめるばかりで、何も言わない。



「なんとか言えよコラっ!」



すると、小さな女の子が口を開いた。



「・・・・パパ、この人にはあたしたちが見えてるみたいよ。」



すると、今度は父親らしき中年男が声を出す。



「うん、そのようだ・・・」



「仕方ないわね・・・出ていくの?」



と、中年女。



そして、その男女と娘は俺のことなどお構いなしに、ゆっくりと腰を上げ小さくため息をつきながら俺の横を通り過ぎて、部屋を出ていく。



終始、能面のように表情がない顔がとんでもなく不気味だった。



情けないことに、俺の身体は、全く動かない。



恐怖からなのか、それとも金縛り状態なのかは分からない。



とにかく、全く動かなかった・・・・



そして、3人が俺の横を通り過ぎた直後、娘らしき4〜5歳の女の子の声が聞こえた。



「・・・・あたしたちが出ていくんじゃなくて、こいつ殺しちゃえばいいのに・・・」



・・・・全身に氷水をかぶったように、俺の身体は恐怖に支配された。



・・・・・・・何分動けなかったのかは分からないが、しばらくすると、俺は腰から砕けるように、床に突っ伏した。



そして、後ろを振り返ってみた。



誰もいない。



怖かったが、鍵をかけた方が良いだろうと思い、玄関に向かった。



そこで奇妙なことに気が付く。



玄関の扉には鍵がかかっていている。



あれ?



俺は、家じゅうの鍵を確認した。



家中、鍵が開いている扉も窓も見当たらない。



すると、さっきの3人組はうちの鍵を持っているということか?



それとも・・・この世の存在ではないのか・・・・?



本当はわかっていた。



あいつらは、人間ではないことを。



幽霊だったのか?



はたまた、物の怪や悪魔のような存在だったのか・・・・?



いずれにしても、人間ではないことは確かだ。



大人になった今でも忘れられない。



あの一家の冷酷な表情を・・・・



これが、俺が経験したホントにあった怖い話でありオカルト体験だ。



終わり


posted by ぬーベー at 08:14 | 実話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。