2013年12月31日

人生で唯一の恐怖体験 押入れの中の気味の悪い人形

人生で唯一の恐怖体験 押入れの中の気味の悪い人形


これは、バイト先の友達の家に遊びに行ったときの話です。


友達を仮に田中さんとしておきます。


私には霊感というものはまったくなく、幽霊やお化けを見たことは一度もありませんでしたし、金縛りの体験すらありませんでした。


その日は、バイト上がりに田中さんの家にそのまま遊びに行きました。


この家に来るのは、この日で3回目かな?


けっこう昔のアパートのようなのですが、リフォームもしてあり綺麗な建物です。


だから、まったく不気味な雰囲気というものは感じられず・・・・


田中さんとは、その部屋でお酒を飲みながらいろいろ恋の話や、バイト先の店長の愚痴などを語っていました。


途中、田中さんに彼氏から電話があり、深刻な話になっているようで携帯で話しながら、私に「ごめんね」の目配せをすると、外に出て行きました。


時刻は、夜10時過ぎ。


部屋にぽつんと一人でやることがありません。


私は、テレビをつけさせてもらいました。


パチパチとチャンネルを変えていたのですが、とくに見たい番組もなく。


と、そのとき


ピチャ


ピチャッ


という音が聞こえた気がしました。


ん?


何の音だろう?


と思ったものの、たいして気にせず、リモコン片手にチャンネル変え・・・


ピチャ


ボン


ピチャッ


ボンッ


やはり、音が聞こえます。


今度は気のせいではなく、結構はっきりと聞こえました。


さっきの「ピチャ」だけでなく、「ボン」という音まで聞こえました。


なんだか、すぐ近くから聞こえてきたような気がして、辺りを見回します。


ピチャ


ボン


ピチャッ


ボンッ


どうやら、押入れの中から聞こえてくるようです。


人の家の押し入れを勝手に開ける趣味はないのですが、どうしても気になってしまい、押入れの前まで行くと開けてみることに・・・


・・・・・・・・ッ!?


・・・・・・・・・・・・・・・・なんと、押入れの中でフランス人形のような外国の人形が


ピチャ


ボン


ピチャッ


ボンッ


と、魚が跳ねるように飛び跳ねていたのです・・・・


私は、あまりのことに腰を抜かしそうになりながらも、「あわあわ・・・・」と言葉にならぬ声を上げながら、玄関口まで逃げました。


すると、ちょうどそこへ電話を終えた田中さんが戻ってきたところでした。


私の顔を見て驚いたような顔でこちらを見ています。


「どうしたの?顔真っ青だよ?」


と。


私は、今見たものを伝えようかどうか迷ったのですが、恐怖のあまり言葉が上手く出ず、


「押入れ・・・・押入れ・・・」


と指差しながらこちをパクパクすることしかできず。


「えー?押入れがどうしたの?」


と田中さんは言いながら、部屋に入っていきます。


私は怖々後をついていったのですが・・・


不思議なことに、さきほど、開けっ放しにしたはずの襖(ふすま)がピタリと閉じています。


田中さんは、


「押入れだよね?」


と襖を開けました。


その瞬間・・・私は逃げ出そうとしましたが・・・・


あれ?


押入れの中は、整理整頓された感じで荷物が入っているだけ。


さきほどの、気味の悪い外国製の人形の姿はありません。


・・・・さっきのは見間違いだったのだろうかと、安心感と共にけっこう落ち込んだ自分もいました。


お酒で幻覚見るのはさすがにマズイですから。。。


それ以来、なんだか気が引けて、田中さんの家に遊びに行くことは無くなりました。


ただ、それから3〜4か月後にバイト中に田中さんから話しかけられ・・・


「あのさ、○○ちゃん。この前、うちの押し入れで何か見たんだよね・・・?それって、もしかして・・・・気味の悪い人形が飛び跳ねていたの・・・?」


私は驚きで、ただただ顔を縦に振るばかり。


どうやら、田中さんも同じものを見たようです。


あれは見間違いでも幻覚でもなかったのです・・・・


これは、私が体験した唯一の心霊体験でした。


怖い話にありがちな、呪いをかけられたなど何かされたわけではないのですが、あのピチャ、ピチャッ、と魚のように飛び跳ねる気色悪い人形の姿は今も脳裏に焼き付いて離れません・・・・


終わり


posted by ぬーベー at 15:17 | 本当にあった怖い話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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