2013年07月28日

水にまつわる怖い話 お風呂


水にまつわる怖い話・お風呂



霊とは水に記録されて残る思念だという考え方がある。



霊が水場付近で目撃されることが多いのはそのためである。



今日は、本当にあった水にまつわる怖い話。



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サークル仲間たちと、肝試しに行った日のことだった。



私は、アパートに帰ってきた。



家に着くと真っ先に洗面所でメイクを落とす。



顔にメイクが残っていると、重たい感じがして嫌なのだ。



洗面所で、顔を洗っていると、どこからか視線のようなものを感じる。



きっと、肝試しに行った帰りだから、恐怖心が残っているだろう。



こういうとき、女の一人暮らしは心細い。



でも、気にせず洗顔を終えると、そのままお風呂に入ることにした。



夏のことだったので、湯は張らずに、シャワーだけで済ますことに。



髪の毛を洗っているときも、今日はやけに人の視線をかんじるような気がした。



シャワーを止めて振り返ってみても誰もいない。



誰も居なくて当たり前なのだ。



またシャワーを出し、髪をゆすいでいると、私の手とは別の手が髪を触っていた。



間違いなく誰か人の手だった。



シャワーも止めずに後ろを振り返るが誰もいない。



気のせいだったのだろうか。



前を見ると、目の前の鏡には、見たこともない女の人がニタニタしてこちらを見てるのが映っていた。



その女は、私のすぐ後ろにいるのだ。



もう、パニックになり悲鳴を上げながら、後ろを振り向くと誰もいない。



幻覚?



肝試しのせいで、恐怖に敏感になっているのだろうか・・・・



怖くなり、さっさとお風呂から上がり、身体をふき着替えを済ませると、髪も乾かすのも忘れ、友達に電話した。



友達に事情を説明すると、今から来てくれるという。



こういうとき、家が近いのはありがたい。



友達からしてみれば、ちょっとした肝試しのような感覚だったのかもしれない。



30分と経たずに、笑顔で部屋に入ってきた。



そして、問題のお風呂に2人で行ってみることに。



恐る恐る中を覗いてみるが、何もない。



やはり見間違いだったのだろうか?



その後、部屋で友達と少し雑談していると、どこからか



ジョボジョボジョボジョボ



という音が聞こえてきた。



最初は気にしなかったが、その音は消えることなく続いている。



ジョボジョボジョボジョボ



何の音?



その音が気になり、立ち上がって耳を澄ましてみると、どうやらその音はお風呂場から聞こえてくるようだった。



友達と顔を見合わせる。



二人で、またもやお風呂場に足を運ぶと、なぜか湯船のお湯がジョボジョボと勢い良く出ている。



湯船にお湯を張るセットをした覚えはない。



それなのに、目の前ではお湯が湯船から溢れてしまっていた。



このアパートのお湯はスイッチでコントロールタイプではなく、蛇口をひねらないと水が出てこない造りになっている。



つまり、お湯が出るのは誰かが蛇口をひねったということになる。



私も友達も、蛇口をひねっていない。



じゃあ、いったい誰が・・・・?



私は怖かったが、溢れ出すお湯を止めるため蛇口を逆方向にひねった。



そして、湯船の中を見て絶句する。



先ほど鏡越しに見た女がニタニタして、今度は湯船の水の中からこちらを見ていたのだ。



私は瞬時に逃げ出した。



友達も同じものを見ていたらしく、私と共に逃げ出していた。



二人で外に飛び出すと、しばらくの間震えていた。



もう、今日は部屋には戻れない。



その日は、友達の家に泊めてもらうことにした。



帰るのが嫌で嫌で仕方なかったが、次の日にはアパートに帰ることに。



私は、あの日以来、家のお風呂を使うのが嫌で、しばらく銭湯通いをすることにしている。



あの女を見てから、部屋のお風呂はまだ一度も使っていない。



いつか使うときが来るのが、とても怖い。



今、引越し費用を稼ぐため必死にバイトを増やしている・・・・



<水にまつわる怖い話 お風呂>終わり


posted by ぬーベー at 21:59 | 本当にあった怖い話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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