2013年05月08日

廃村 恐怖実話2


前回→廃村 恐怖実話



その日は帰りが遅くなってしまったので、次の日に俺は、前日に自分が車で走ったコースを地図で確認した。



地図を見ていると、もう一度ドライブしているような感覚を味わえて楽しいのだ。



地図を確認することで、新たに道も覚えることができるので一石二鳥でもある。



俺はいつものように、走ったドライブコースを地図で楽しんだ。



なるほど。



昨日は、このあたりで迷ってしまったのか。



で、ここらでおじいさんに道を聞いたんだな。



ということは、このあたりに村があるはずなのだが。



しかし、どれだけ探しても昨日の道を教えてくれたおじいさんの村が、地図には載っていないのだ。



まあ、確かにあまり大きな村ではないとは思うが、地図に載っていないなんて。



今度は、インターネットを使ってグーグルマップを調べてみた。



やはり、どんなに探してもおじいさんのいた民家、村を探し出せない。



俺の地図の見方が悪いのだろうか?



でも、地図はかなり見慣れている俺が、これだけ時間をかけて探して見つけられないことは、考えにくい。



となると、あの村は、地図にも載らないくらい小さな村なのであろうか?



俺は、だんだん気になってきてしまった。



このモヤモヤを解消するために、次の休みの日のドライブを、前回と同じコースにしてみた。



これなら、帰り道に、あのおじいさんの民家にたどり着ける。



あ、少し早めに行って、菓子折りでも持ってお礼でもしたほうが良いかもしれない。



この前は、遅い時間に道を聞いてしまったからな。



そんなことを考え、俺は羊かんを行きの道で購入した。



相手が老人だから「和菓子」という安易な発想だ。



前回と同じコースのドライブでも、十分楽しめる。



時間帯が違うだけで、景色もまったく違って見えるのだ。



車は順調に進み、前回迷ったあたりに到着したのは、夕方頃だった。



よし、このまま進めば、おじいさんの住む村があるはずだ。



羊かんを渡すついでに、あの村の位置情報も確認しよう。



で、帰ったら地図で調べなければ。



そんなことを考えながら車を走らせる。



あ、あったぞ。




遠くに、民家をポツポツと確認できた。



あそこだ。



こんな山の中に村なんて作って、さぞ不便だろうな。



俺は先週と同じように、おじいさんの民家の横に車を停車させる。



だが、何か様子がおかしい。



どこが?



と聞かれても、うまく答えることができないのだが、何かがおかしいのだ。



俺は、とてつもない違和感を感じながらも、それを否定したかった。




続き→廃村 恐怖実話3


タグ:実話 恐怖 廃村
posted by ぬーベー at 13:53 | 実話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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