2013年03月12日

奇妙な話「ストーカー」


高校を卒業して、間もないころに体験した奇妙なストーカーの話




私は、東京の女子大に通うため上京してきた。




「東京の人は冷たい」




そんな先入観もあったけれど、中には優しい人もいる。




大学に行くために自宅のアパートを出ると、毎朝決まって顔を合わせる中年の男性がいた。




1月ほどすると、その男性から挨拶されるようになる。




「なんだ。東京の人だって、顔を合わせれば挨拶するんだ。」




少しホームシックになりかけていた私には、人の温かみに触れたようで、その出来事がすこしだけ嬉しく思えた。




それからしばらくすると、私は大学のそばで同じ中年男性と顔を合わせたのだ。




少し驚いたが、お互い笑顔になって挨拶をした。




それからというもの、私の行く先々でその中年男性と顔を合わせることが多くなった。




最初のうちこそ、




「私たちは行動パターンが似ているのかな?」




とか




「男性の会社が私の大学のそばなのかな?」




とか、そんな風に捉えていたが、毎回違う場所で偶然会うのが10回を超えたあたりから、少し奇妙に感じるようになった。




なんでなんだろう?




いくら考えても答えは出なかった。




そんなある日。




バイトを始めた私は、その日は帰りが遅くなってしまった。




アパートのそばは、なんとなく夜道が薄気味悪い。




バイトそのものよりも、夜道の帰宅が苦痛だった。




その日も私が帰路を急いでいると、突然後ろから誰かに羽交い絞めにされた。




すごい力で振りほどけそうにない。




もうとにかく怖くて怖くて、どうしていいかわからず、パニックになってしまった。




続き→奇妙な話「ストーカー」2


posted by ぬーベー at 13:57 | 奇妙な経験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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