2013年03月04日

学校の七不思議なのか?怪談なのか?2


前回→学校の七不思議なのか?怪談なのか?



僕は、もう何がなんだか分からずに、鳥肌を抑えられなかった。




もうこの場にいたくない。




ここは、僕がいたらだめな場所だ。




本能的にそう感じ取った。




僕は、手を上げ、機械のような先生に




「すみません、具合が悪いので早退します。」




と告げる。




先生は、焦点が合っていない目でこちらを向いている。




返事はなく、教室中が静寂に包まれている。




どうしていいのか迷ったが、僕はかばんを掴むと椅子から立ち上がった。




その瞬間、教室中のみんなが、一斉にこっちを




バッ




と向いた。




え?




そして、皆が一斉に寸分ずれることなく、




「ねえ、どこ行くの?ねえ、どこ行くの?」




と、独特のテンポで声を出し始めた。




なんなんだ?




これ?





「ねえ、どこ行くの?ねえ、どこ行くの?」




止まることなく言い続けている。




皆が発する声は、まるでお経を唱えているかのような響きで、僕は耐えられなくなり、走って教室を後にした。




走って走って、駐輪場までたどり着く。




そこでも異変が。




学校の駐輪場に、僕の自転車が1台だけしか停まっていないのだ。




ほかの生徒の自転車が1台もない。




あれ?




来たときは、どうだったっけ?




思い出せない。




そんなことより、早く逃げ出さなくては。




僕は自転車に飛び乗ると、自分の家まで一瞬も気を抜くことなく、全力でペダルをこいだ。




誰ともすれ違わず、1台の車も通っていない道をひたすら進んだ。




自宅に着くと、鍵を開け中に入る。




「お母さーーん!」




叫んでみたが、返事はない。




出かけているのか?




僕は、自分の部屋に逃げ込むと、ベッドの中にもぐりこみ、震え続けた。




どうなっているんだ?




どうなっているんだ?




世界はおかしくなってしまったのか?




続き→学校の七不思議なのか?怪談なのか?3


posted by ぬーベー at 15:20 | 実話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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