2013年01月05日

よく考えると怖い話「マンションの隣人」


俺が子供の頃に体験した、洒落にならない「よく考えると怖い話」。


まだ小学校の低学年の頃だった。


俺の実家は、マンションの1階。


それなりにきれいなところで、自分の家が好きだった。


ある日の夜中、たぶん深夜1時とか2時くらいのこと。


隣がやけにうるさい。


俺は一度寝たら起きない子供だったのに、あまりにうるさくて起きてしまった。


男女の怒鳴り声と物が壊れる音。


度を超えたうるささに、うちの親父は怒ってしまい、


「何時だと思っているんだ。すぐ収まるかと思って様子を見ていたが、一向に収まらん。××(俺の名前)まで起きてしまったじゃないか。ちょっと文句言ってきてやる。」


そういうと、上着を羽織り玄関へ向かった。


玄関からは、おふくろが親父をなだめる声が聞こえてくる。



結局、ギリギリのところで親父も隣人への文句はとどまってくれた。



それからしばらくすると、あれほどうるさかった物音や怒鳴り声はぴたりと止んで、普段の静寂が帰ってきた。



そして、俺達家族は平和に眠る。



数日後、事件が発覚した。


うちの隣の30代の夫婦が喧嘩をして旦那が奥さんをあやめてしまったというのだ。



事件があったという日時は、まさに俺達家族が眠れずに起きてしまったときだった。


地元ではかなり大きなニュースになったが、全国ニュースではそれ程大きく取り上げられなかった。



ただ、ワイドショーでこんなインタビューを見たときは、全身に鳥肌が立った。



奥さんをあやめてしまった旦那の、中学時代の友人の証言。



「あいつはね。昔から頭に血が上ると、滅茶苦茶なことするんだよ。俺も昔、あいつの喧嘩の仲裁に入ってころ/されかけたから。」



親父、生きてて良かった。


posted by ぬーベー at 08:14 | 意味がわかると怖い話 解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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