2012年12月30日

本当にあった怖い話「障子越しの人影」


これは、俺が幼稚園の頃に体験した本当にあった怖い話


当時、俺が住んでいた家の隣の隣がお墓だった。


二軒先がお墓ということだ。(うちとお墓の間には、民家が一軒あるという意味)


さて。


幼稚園児だった俺は、とにかく怖がりだった。


暗い場所なんて絶対ダメだし、部屋に一人で居るのも出来れば遠慮したいくらいの怖がりだった。


でも、そんなある日の夜、俺は自宅の二階へ姉と一緒に行った。



姉は二階の子供部屋で、学校の宿題をやっている。



俺はというとなぜか、子供部屋の真隣にある和室に、電気も点けず一人で入って行った。



まるで吸い込まれるように、スッーっと入って行った。



その和室は、普段まったく使っていない部屋で、物置と化している。



両親ですら滅多に入ることがないその和室に、子供の俺が入ること自体非常に珍しいことだった。



しかも、超絶怖がりなのに、夜に電気もつけないで、真っ暗の中に1人だなんて考えられないことだった。



でも、その日に限ってなぜか全く怖くなかったのだ。



まるで自分じゃないような気分ですらいた。



暗闇に1人、何をするわけでもない。



ただひたすら、障子越しに窓を見ていた。



なぜ窓を見ていたのか自分でも分からない。


どれくらい時間が経ったろうか。



トントントントントン



誰かが階段を下りていく音が聞こえる。



きっと姉が宿題を終え、一階へ降りて行ったようだった。



ということは、今現在、2階にいるのは俺一人。



真っ暗な2階に、たった一人で窓を見続けていた。



これが普段なら、きっと泣き叫んで怖がっていたかもしれない。



でも、今は不思議と怖くないのだ。



突然、部屋がボンヤリと明るくなった。



電気を点けたからじゃない。



家の外側から光が差し込んできたのだ。



障子越しに入り込んでくる隣の家の電気に、この部屋もぼんやりとだが明るくなった。



どうやら、隣の家(墓地の真隣の家)の住人が、2階に上がってきたらしい。



俺はその後も、ただひたすら窓を障子越しに見続けた。



今考えれば、とても奇妙なことだった。


幼稚園児の子供が、夜に一人真っ暗な部屋でひたすら窓を見続けているだなんて、それだけでも十分不気味だ。


そして。



突然そのときは訪れた。



明るい障子に人影が現れたのだ。



その人影は、最初はスゥーーと滑るように動いたかと思ったら、急に小刻みに震えだした。


カタカタカタカタカタカタカタ



なんと表現して良いのかが分からないが、一言で言えば人間の動きではなかった。



コマ送りのようなイメージとでも言おうか。



カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ



同じ場所にとどまって、体を小刻みに動かしている。



カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ


その動きはどんどん激しくなっていった。



続き→本当にあった怖い話「障子越しの人影」2


posted by ぬーベー at 08:34 | 本当にあった怖い話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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